ごくたまに書く、「蒼空之館」向けのブログ。
コンサネタもあり。
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「泣けた! 泣いてる!」だけじゃさすがにドラマの感想としてどうかと思いますし、なんで泣いてるのか説明しなくちゃ心配されてしまいますから、まとめ的なものを。
まず、『ツレがうつになりまして。』は全3回。先日の放送で最終回でした。 ネタバレありなので、これから見る! 先を知りたくない! って方はこのままお戻り下さいませ。 最終回は、ツレさんが屋上への階段を上っていくところから始まりました。 「お前はダメ人間だ。生きてる価値がない。ここから飛び降りちゃえよ。そうしたら楽になるぞ」 まったく同じような状況で、同じようなことを考えたことがあります。一度や二度じゃないです。実家が14階建ての分譲マンションで、共同購入した生協の商品を上の階の方まで取りに行った時に、よく思いました。エレベーターがあるのに、敢えて階段を使ったりして、踊り場から時々下をのぞき込むんです。 そんな過去を思い出して、冒頭から号泣モードですよ。 ツレさんが典さんに電話した時の、典さんの表情の変化もすごかったです。びっくりして、慌てて、泣きそうで。でも、声はなるべく変えないようにして、 「イグにエサあげた? 今日は私が夕飯作るね。食べてくれる人いなくちゃ困るんだからね!」 って。 典さんの思いやりと、機転と、動揺する気持ちとに、泣きました。 「人間は言葉があるから、よけいなことを考えてしまう。 言葉が浮かんできたら、すぐに流す」 これは僕にとっては新鮮だったな。 僕は逆に徹底して考える方策をとったんですよ。いわゆる「認知療法」。 自分の置かれた状況や考えたことを言葉にして、逆にそれを客観的に眺めて冷静になって言葉で分析する。 これはこれでひとつのやり方だけど、「右から左に受け流す」(古)のも一手なんだなぁ、と、そりゃあもちろん知識としては知っていましたけど、今回実感を伴って思いました。 「こんな40歳になんかなりたくなかった」 も泣けました。僕もこんな20代を送るはずじゃなかったって、思いました。20代後半になってもムショクだったりフリーターだったり。 こんなはずじゃなかった。こんなじゃ世間に顔向けできない。なんでこんなになっちゃったんだろう。そんなふうに思ってました。 典々さんが、ツレさんの日記を読んで、以前にも自殺未遂をしていたことを知った時の涙も、泣けました。きっと、自分の無力感とか、ふがいなさとか、申し訳なさとかを感じていたんだろうな。 ちょっとずつだけど幸せになっていく2人を見て、僕も希望が持てました。 「病気になって、生まれ変わったんだよ」 というペットショップの旦那さんの言葉も良かったです。 前に、某2chスレで「病気が治ったら昔と同じようになれる」という書き込みに対して、「また同じようになるんだったら死んだ方がマシ」というようなレスが付いていました。 それに対する答えは、まさにこれ。 生まれ変わった。病気になったことで、良くも悪くも人生が変わったんだ。ちょっと遠回りの人生になるけど、のんびりゆったりの生き方ができるようになったんだと思います。 一番泣けたのは、ツレさんが講演で涙声になりながら話した時。 「あんたが泣いたらこっちはもっと泣いちゃうだろうが!」 と思いながら、はらはらと涙を流しておりました。 人間は忘れる生き物だって誰かが言ってましたから、今日の感動も1週間か2週間もすれば色あせてしまうのかもしれませんけど……、きっとしっかり刻まれて、自分の一部になっていくんだろうなと思います。 でも、ツレさんも典々さんも、とっっってもいいパートナーに巡り会えて、それがうらやましいです。 途中いろいろあったんだとは思いますけど、それにしてもなかなかいないですよ、ああやって支え合えるご夫婦。 それと、NHKに注文をひとつ。 3話で完結は短すぎ!w リスクを背負いたくないのはわかるけどせめて5話くらいまで引き延ばせよと思いました。 「これじゃあいとも簡単にうつが治ったように見えるじゃないか!」って意見も他の方の感想で読みました。 ドラマひとつでうつのことを全ての人に100%理解してもらうなんてどだい無理な話ですけれども、こういう辛い思いをしている人もいるんだってことを、少しでも多くの人に知ってもらえたら、正しいうつに対する知識を持ってもらうひとつのきっかけにしてもらえたら、と思います。 最後に、15日午前1時40分現在で、NHKオンデマンドの見逃し番組ランキング第2位!! ちなみに1位はためしてガッテン。 まあどういう基準で順位を出しているのかわからないのですが(累計ダウンロード数なのか、昨日一日のダウンロード数なのか、など)、多くの人が見たのだろうということだけは間違いないわけです。 それだけ、うつのことを理解してくれる人が多くなるかもしれない。そう考えたら、また泣けました。 ほんと、泣いてばっかりですね(笑)。よくこれだけ泣けるものだと、変なところで感心しましたw。 以上、まとめ的な感想でした! PR ![]() ![]() |
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プロフィール
HN:
大澤唱二/元多摩
年齢:
44
HP:
性別:
男性
誕生日:
1980/06/25
職業:
NEET
自己紹介:
創作歴 ・中学生の頃、国語の先生に書いた小説をほめられて気を良くし、執筆を始める。 ・高校では図書館に入り浸り、多くの仲間と出会う。 ・ひとつ上の代の防人因果氏に続き、書いた小説を小冊子にまとめて図書館に置くという活動を行う。 ・ものの弾みで「全国高校生創作コンクール」優秀賞を受賞してしまう。 ・大学でもちょろちょろ書くが鳴かず飛ばず。 ・2008年になって創作を再開、日本文学館の小さな賞の月間優秀賞をもらうがその後は連絡が来ず。まあ来なくていいけど。自費出版するお金なんてないから。 ・群像新人文学賞に応募中。発表は2009年5月。 赤黒歴 ・2001年の最終戦、セレッソ大阪戦@札幌ドームが初観戦。 ・その後年々観戦回数が増え、2006年に最大に。アウェイも結構出没する。 ・2007年は東京に移住したため若干減少。2008年はチームの成績が振るわなかったためさらに減少。 ・OSC「蹴遊旅人」に所属しています。 ドールズ歴 ・コンサドールズとは、コンサドーレ札幌専属のダンスドリルチームである。札幌のホームゲームで登場して華麗なダンスを披露。観客を魅了し、試合開始50分前のダンスでは、「アウェイドールズ」と呼ばれる、コンサドールズと一緒に踊る一団がアウェイ側B自由席(一番安い席)に登場、札幌ホームゲームの名物となっている。 ・コンサドーレがJ2最下位に低迷した2004年、アウェイドールズの存在に気がつき、一度参加してみたのが運の尽き。 ・その後はホームゲームごとにアウェイドールズに参加。そのうちに、ホームゲームに通う主な目的はドールズになったとかならなかったとか。 ・札幌を離れてここ2年はすっかり寂しくなりました……。 ・それでも札幌でホームゲームを観戦する時は必ずアウェイドールズに参加しています!
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