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ごくたまに書く、「蒼空之館」向けのブログ。 コンサネタもあり。
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Yahoo!のトップページにこんなニュースが。記事全文は下に貼りました。
結構たくさんの人が見てくれるようになった今、あんまりおおっぴらに「○○と××を混ぜると硫化水素が発生するんだよ~」とは書けませんが、でも、その「原料」のひとつが先日製造中止になったことは知っています。ってか、原料についてはもう「公然の秘密」状態ですよね。

硫化水素自殺による巻き添え被害が多発していることは事実のようですし、これに対して対策を施す必要があるのは当然です。
ただ、原料を製造中止にして、ネット規制もしたからそれでOK、ってことにはならないと思うんですよね。
製造中止になったモノは代用品もあります。インターネットで規制しても、人の口に戸は立てられないわけで、うわさ話レベルで広がっていく可能性も十分あります。要は、単にアングラ化するだけのような気がするんですよ。ここまで「公然の秘密」になっているのに今さら規制しても……って気もします。
また、硫化水素自殺がなくなっても、お手軽簡単で昔から自殺方法断然1位の首吊り、一昔前に流行った一酸化炭素中毒系、都心の交通網を寸断する電車飛び込みなど、自殺する方法はいくらでもあります。
「死にたいヤツは一人で死ね。他人に迷惑をかけるな」
って論法なら、硫化水素や電車飛び込み以外なら勝手にすればって話になるんでしょうけど、僕は個人的にはそうは思わない。いや、思えない。
そんな考え方が大勢を占めるようになってしまったら、それこそ世も末だと思います。

やっぱり、大切なのは自殺に向かわせないことです。
そのためには、一人一人の「優しさ」「思いやり」みたいなのが大切なんだと思います。
優しくされれば、それを返そうと思うし、逆にひどいことをされれば、仕返ししたくなったり、他の人に当たりたく思ったりします。
先の「迷惑をかけずに死ね」って論法はまさに苦しんでいる人をさらに追い詰める文句でしかなく、それが巷にあふれれば、ますます人同士がツンケンしあうことになります。だから、そういう状況は「世も末」だと思うわけです。
で、そういうツンケンした雰囲気が一カ所に集中して(集中しやすい人っているんだと思います。真面目で頑張り屋さん、とか)、その人を追い詰め、自殺に至るってケースが多いんでしょうね。
うつ病など精神疾患への理解も大切ですが、その理解の根底には「優しさ」「思いやり」が必要。
それは何もうつ病に限ったことではなく、普通に人と接する時にもそういう姿勢が必要なんだよなぁ、と思いました。

教員としても作家としても、僕が人に伝えたいのは、そういうところかな。
蒼空之館」に掲載している中では、「ある雨の日に」なんかが、そういうのが一番上手く伝えられそうな作品です。
これからも、人の苦しみとか弱さとか醜さとか、そういうものと向き合っていかないといけないな。
気が重いっちゃあ気が重いですけど、クリエイターの端くれとして、また教員の端くれとして、これはライフワークかなと思ってます。

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硫化水素自殺1000人超す=1~11月、高水準続く-警察庁

12月11日14時34分配信 時事通信


 硫化水素による自殺者が今年1~11月に1007人となったことが11日、警察庁の調べで分かった。インターネット情報の影響などで今年に入って激増したが、既に1000人を超え、昨年1年間の29人の約35倍に上った。
 硫化水素の「原料」となる商品の一つが、自殺多発のあおりで10月末に製造中止となったが、発生方法を紹介するネット情報は依然多い。自殺は4月の204人をピークに減少傾向にあるものの、11月も53人で、1日平均1人以上の高水準が続いている。
 硫化水素自殺が増えたのは、市販商品を使って簡単に発生させる方法がネット上に多数紹介された影響とされる。救助に入った家族や救急隊員が巻き添えで死傷する二次被害も多発したため、警察庁は4月末、同ガス自殺を誘引するネットの書き込みを「有害情報」として取り扱い、業者やサイト管理者に削除を要請している。

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【追記】(23時50分頃)
ニュース記事の文字が背景と同化してました。
先ほど修正しました。失礼いたしました。
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プロフィール
HN:
大澤唱二/元多摩
年齢:
43
HP:
性別:
男性
誕生日:
1980/06/25
職業:
NEET
自己紹介:

創作歴
・中学生の頃、国語の先生に書いた小説をほめられて気を良くし、執筆を始める。
・高校では図書館に入り浸り、多くの仲間と出会う。
・ひとつ上の代の防人因果氏に続き、書いた小説を小冊子にまとめて図書館に置くという活動を行う。
・ものの弾みで「全国高校生創作コンクール」優秀賞を受賞してしまう。
・大学でもちょろちょろ書くが鳴かず飛ばず。
・2008年になって創作を再開、日本文学館の小さな賞の月間優秀賞をもらうがその後は連絡が来ず。まあ来なくていいけど。自費出版するお金なんてないから。
・群像新人文学賞に応募中。発表は2009年5月。

赤黒歴
・2001年の最終戦、セレッソ大阪戦@札幌ドームが初観戦。
・その後年々観戦回数が増え、2006年に最大に。アウェイも結構出没する。
・2007年は東京に移住したため若干減少。2008年はチームの成績が振るわなかったためさらに減少。
・OSC「蹴遊旅人」に所属しています。

ドールズ歴
・コンサドールズとは、コンサドーレ札幌専属のダンスドリルチームである。札幌のホームゲームで登場して華麗なダンスを披露。観客を魅了し、試合開始50分前のダンスでは、「アウェイドールズ」と呼ばれる、コンサドールズと一緒に踊る一団がアウェイ側B自由席(一番安い席)に登場、札幌ホームゲームの名物となっている。
・コンサドーレがJ2最下位に低迷した2004年、アウェイドールズの存在に気がつき、一度参加してみたのが運の尽き。
・その後はホームゲームごとにアウェイドールズに参加。そのうちに、ホームゲームに通う主な目的はドールズになったとかならなかったとか。
・札幌を離れてここ2年はすっかり寂しくなりました……。
・それでも札幌でホームゲームを観戦する時は必ずアウェイドールズに参加しています!それが札幌に行く目的ですから!
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