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ごくたまに書く、「蒼空之館」向けのブログ。 コンサネタもあり。
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今日、何だかよくわからないけれど「コンサドーレ 税金」というフレーズで検索してうちにたどり着いた方がいたようなので、ちょっと書いてみようと思います。

まず、現在コンサドーレ札幌の運営母体のHFCは、毎年札幌市から8千万円程度の補助金をもらっているみたいですね。こちらをご参照のこと。
これを「多い!」とみるか、地域への貢献度(経済効果だけでなく、青少年育成とかそういうのも込みで)と勘案して、それに見合った額だと見るかは人それぞれだと思いますが、札幌市の平成19年度歳出が7588億円であったことは申し添えておきます。こちらをご参照下さい。

個人的な見解を述べさせていただくなら、Jリーグチームが存在することで、多くの経済効果が生まれており、また、青少年育成、食育事業、その他各種地域貢献活動を行っていることから、それに対する対価と考えればしかたないことなのかなと思います。

まず経済効果ですが、これはすごいですよ。
アウェイチームのチームやサポーターが毎年たくさん札幌に来てくれます。去年の浦和や鹿島なんかはすごかった。今年も、昨日の甲府戦、J2にしてはたくさんの甲府サポーターが来てくれました。
札幌に来たら当然美味しいものを飲み食いしていってくれるし、ホテルにも泊まっていってくれます。せっかく北海道まで来て日帰りって人はあまりいないでしょう。
また、コンササポの中には内地在住の人も結構いて、毎試合東京から札幌まで試合を見に来る人もいます。まあ、その人はさすがに日帰りすることが多いみたいですけど、さりとてビールを飲みながらの観戦や、飛行機の待ち時間に祝勝会(もしくはチクショー会)代わりの一杯は欠かせないわけです。
そして当然、僕たちコンササポも、コンサドーレが勝った負けたで飲んだり食べたりするわけです。
ああ、もちろん道内、札幌市内の交通費も当然かかります。
その結果、道内のお金の巡りが良くなっていることは間違いないと思うんですよね。

また、青少年育成ですが、人権保護に関するキャンペーンにドーレくん(コンサドーレ札幌のマスコット)が参加したり、食育に関する事業にも携わっています。先日も「コンサ・土・ファーム」という、コンサドーレの農園ができたっていうニュースが載っていました。ドーレくんが保育園を回ったり(まあこれは営業活動も兼ねていますが)、結構がんばっていると思うんです。

ここで日ハムとの比較を持ち出す人もいるかもしれません。日ハムが税金投入されてるなんて聞いたことがない、とか。
でもねー、日ハム、財務状況を公表していないんですよ。まずそこからしてフェアじゃない。
多分、業務委託とか何とかで、それなりに税金の投入は受けているんじゃないかと思うんですよね。稲葉やB・Bの写真が入ったポスター作るだけで、肖像権がどうのこうのって話になるでしょうし。まあ証拠はない話ですが。
百歩譲って、仮に日ハムが税金の投入を受けていなかったとしても、あそこは日本ハムという親企業があり、「宣伝広告費」の名目で赤字補填をしているんです。その代わりに球団名に「日本ハム」と入っているんですね。これが日本のプロ野球球団の経営方法なんです。球団は地域のものではなく、企業のものなんです。
日本ハム本体の経営がやばくなったら、多分身売り話が出てくると思います。多分これだけ札幌で成功していますから、どこかと合併とか、札幌から出て行くとかってことはないと思いますが、名前が変わって(少なくとも「日本ハム」の部分は)、チームカラーも変わって、ってことにはなるかと。

が、Jリーグはあくまでも完全な地域密着を理念としています。
地域住民、地元企業、行政、三者が一体となって、サッカーを中心にスポーツの発展、地域経済の活性化、ひいては住民の健康増進に寄与しよう、という姿勢です。
だから、チーム名に企業の名前は入っていません。胸のスポンサーがハドソンだろうと石屋製菓だろうとニトリだろうと、コンサドーレ札幌はコンサドーレ札幌なのです。
ニトリさんも石屋さんも☆SAPPOROさんもJALさんもJR北海道さんもKAPPAさんも、そういうことを承知の上でスポンサードしてくれているわけですね。ありがたいことです。

ここでチームのサポートに行政も関わることに違和感を覚える人もいるかもしれません。所詮私企業じゃないか、と。
まあ考え方の違いですけれども、サッカーは元々ヨーロッパのスポーツで、ヨーロッパでは、「スポーツは公共財だ」という考え方があります。
プロスポーツチームがあることで街が活性化される。住民の健康増進が図られる。水道や電気と同じくらい大切な公共のものだ、ということです。
そして、僕も、同じように思います。スポーツは公共財。日本ハム本体の経営がやばくなったから野球チームも潰れます、っていうのは、正直野球にはあまり興味がなくなっている今の僕でさえ、嫌です。でも、ただ「嫌だ」と言っているだけでは始まらなくて、それを避けるためにはある程度の行政の負担も必要だと思うのです。

もっとも、そこは詰まるところ価値観の違いですから、「いや、俺はスポーツなんかのために税金を納めてるんじゃねぇ!」と思う人もいらっしゃるかと思います。
が、それはもう地方自治体がどういう用途で税金を使うかは、非合法な使い方でない限り各自治体の胸先三寸なわけですから、文句は自治体に言って下さいとしか言いようがないです。
ただ、これだけは言わせて下さい。僕も鉄道を潰して高速道路を造るために税金を納めてるんじゃありません。

とはいえ、減増資については、ただひたすら申し訳ありませんでした。
こればっかりは言い訳のしようもありません……。
借金のほとんどは2003年までのもの(ただし、2000年と2001年は黒字だったと聞いています)で、現在はほぼ収支均衡の予算を組み、そこから調子が良ければちょっと黒くなり、悪ければちょっと赤くなる感じで、これ以上「経営再建のために公金注入」なんて事態にならないように努力しています。
赤字をこさえた当時は、多少ギャンブルに打って出てでもJ1に上げ、知名度を上げることを優先させていたようです。
身の丈にあった経営を心がけるよう、サポーターもHFCに言い続けます。

最後にもうひとつだけ。
サッカーを見るの、めちゃくちゃ面白いですよ!
札幌ドームでも厚別でも良いです。是非一度、見に来て下さい!
ゴールが決まった瞬間なんか、絶叫すること請け合いです!
そしてついでに、コンサドールズ(コンサドーレのチアダンスチーム)もかわいいです!
皆様のお越しをサポーター一同お待ちしております!
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先ほど、採用された旨ご報告しましたが、その後、もう1社受けていたところからも「採用します」って連絡が。
もちろん、分身の術は使えないのでお断りさせていただいたのですが、その会社が東京で(客として)散々お世話になった某グループの某ホテルだったものですから、ありがたいやら申し訳ないやら。

しかもそこ、本当は「6月3日に連絡します」ってことだったんですよ。それを1週間も前倒しして連絡して下さったってのは、高く評価していただいたってことだと思うんですよね。まあ、コールセンターの方も、1週間以内って話だったのに2日後に来てるので、そちらからの評価も高かった……っていうか、採用される時ってのはこんなものなのか?
まあ、そんなこんなで、東京に行ったら手を合わせながらそのグループの各店舗や交通機関を使わせていただこうと思います。

で、面接2連チャンで2発とも通るというこの珍現象。
未だかつてない出来事です。
これまでいっくら面接受けてもかすりもしなかったんですよ。
それがここへ来て、ポンポン、と。
なぜそんな珍現象が起きたのか、どんなメンタリティで臨むと面接に通りやすいのかというのを、今の僕なりにまとめてみようと思い、パソコンを開きました(前振りが長くてすみませんでした)。

まず、なんと言っても志望動機と自分の長所をしっかり言えるように準備しておく。
志望動機と長所、別々に用意してもいいと思いますが、この際面倒だから一緒にしました。
つまり、「自分にはこういう良いところがあって、それがこの職場では存分に活かせると思ったから応募しました!」ってことですね。
今回は、「人と接するのが好き」ということを、時事ネタを混ぜてアピールしました。時事ネタはNHK大河ドラマ「天地人」。
「天の時、地の利、人の和のうち、一番大事なのは人の和だと思います!」って具合。
まあ、原典の『孟子』に「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」とあり、つまりは「人の和が一番大事」って書いてあるんですけどね。もちろん面接では口に出しませんけど、知っていると自信を持って「人の和が一番大事」って言えますよねw。

それから、もうひとつ気をつけたこと、それは、相手の言葉に素早く反応すること。
僕、慎重すぎるんですね。言葉をじっくり選ぼうとして、問いかけられても素早く返せないことが多々ありました。そこは気をつけようと。頭を柔らかくして、緊張しないように。緊張すると詰まってしまったり、逆にハイテンションになりすぎていらないことまで言ってしまうので。
「リラックスして集中する」
って、脳科学者のナントカさんが言っていたのを思いだしていました。

それから、今回の就活(アルバイトですが)を通じて感じたのは、面接は「リズム」だな、と。
求人を見るところから、始まります。求人を見て、ここと思うところをピックアップ→電話する、履歴書を書く→面接を受けに行く、という一連の流れでリズムに乗ることが大切。
この時、複数の会社をまとめて受けた方がいい。それは、「リズム」を作るため。
何回も履歴書を書いているうちに、精神面で確変モードに入っていきます。そうしたらしめたもの。その勢いで、先の「長所+志望動機」をすらすら言えるようにして、面接に臨む、と。
準備さえしっかりできていれば、「リラックスして集中」は結構できるもんです。多分。
で、受けたら、受けたことは忘れる。いやぁ、本当にキレイサッパリ忘れちゃまずいですが、それくらいのつもりで運を天に任せる。それは落ちた時のダメージを減らすためと、確変モードの疲れを取るため。
現に、僕はもう昨日一日は寝まくると決めて実際寝まくりましたし、今日も、一応アルキタnaviの更新日なんですけど、軽く見るだけにして特に活動はせず、買い物に行って、久しぶりに料理でも作ろうか、と思ってました(実際肉じゃが作りました)。
こういう一連のリズムというか、流れに乗ることが大切なんじゃないかなと、今回の面接を通して思いました。

これを参考に教員採用試験の面接でもバッチリ決めてきたいんですけど……、問題は、書類を書く→筆記試験→面接の間が恐ろしく開いていることなんですよねぇ。一連の流れ、とか言っていられる間隔じゃない。1か月以上開いてますからね。
なので、1回1回確変モードに入るしかないのかな。ただ、2次試験(面接)までを見通して何かすることは大事かな。

いずれにせよ今回のことで少し自信がついたので、教採もがんばります。
まずは北海道・札幌市の教採の願書を書かないとな(東京はインターネットから申し込み済)……。
一昨日面接を受けた会社1社から、先ほど連絡が入りまして、めでたく採用の運びとなりました!
良かった!
これでしばらくは札幌に居続けられます!
コールセンターです。
これから先仕事を始めても、どこの会社でどんなことをしてるとかは、守秘義務に抵触するので詳しくは書けないと思いますが、とりあえず仕事にはありつけました。

お給料もいいので、がんばります!
まずは、先日お亡くなりになったVHSビデオデッキの代替機(DVDレコーダーに買い替え予定)を目指します。
まずは、夕奈さん復帰おめでとうございます!
ケガをなさっているという情報は得ていましたが(ってか、この間ご本人から直接聞いたのですが)、まさか手術するほどだったとは!
ご無事の復帰何よりです。今後ともご活躍下さい!

で、僕のことですが、好不調の波があって、先日の厚別の時はちょうど悪い波が来ていた時でした。
AAJリーグの湘者(「キャラクター紹介」を参照のこと)みたいに、ノリノリの時もあればウツの時もあり。この間の日曜日はもろにウツの波をかぶってしまったんですね。なので、厚別にも行けず。
心配して下さった方がいらしたら、本当にすみませんでした。なんとか生きてます。

で、今はというと、あとが心配になるほどノリノリモード。これで土曜日にまたウツモード入ったらいやだなぁ。

いやぁ、そんな話がしたいんじゃない。
↓これです。



Youtubeから拾ってきました。
これを聞きながら、50分前のダンスのサビの部分を練習してます。ドールズのはもっと早いでしょうけれど、まずはこれで。
目標は、次の厚別では歌いながら踊ること! せめてサビの部分だけでも!
次の厚別は行くぞ!
皆さんもこれを見て歌って踊りましょう!
アウェイ側ゴール裏でお待ちしております!

You can dance! You can jive!
Having the time of your life. Ooh,
See that girl, watch that scene,
Dig in the dancing Queen!
好不調の波が激しい元多摩です。

まずは何から書けばいいんだ?
えっと、いろいろあってまだムショクです。無色透明です。
なんていうか……、塾経営者と学校の教員は永遠にわかりあえないんじゃないかという気がしました。

まあそんなことはいいんですが、ムショクなのが精神的に響いたか、昨日は激ウツモードに突入。
チケットを買っていなかった(持ち株会の招待券で行く予定だった)ため、結局「行こう!」という気持ちになれず、厚別には行きませんでした。あ、招待券にはまだ日付も対戦相手も書き込んでないので次に使うことはできます。まあ、そんな状況だったからこそ、「行こう!」って思えなかったのですが。

ところが今日は一転、ノリノリモードに。履歴書は書きまくるわ、ジョブカフェには行くわ、道庁に行って教員採用試験の願書をもらってくるわ、これでもかってくらい精力的に活動。
こちらのサイトのフラッシュの「キャラクター紹介」の「湘者」を見て下さい。僕はまさに湘者みたいな感じですよ。
まあ、「時々鬱になっちゃう」というよりは、「時々ノリノリになる」って感じもしますが。

で、勢いに任せて面接を申し込んだはいいんですが、明日、午後2時からと6時から、面接2連チャンです。
むしろ下手に中2~3日よりは、同じ日にポーンとやってもらった方がリズムに乗れる感じはするんですが、問題は、どうやってその間の3時間ばかりを潰すかです。

そうだなぁ、久しぶりに一人カラオケにでも行こうかな。
「ラブレターはそのままで」でも歌って踊る(!)か、「Dancing Queen」でも歌いながら踊る(!!)か。
ちょーだい、ちょーだいミキちゃん!
You are the Dancing Queen!!

……んー、こんなことしてるから採用されないのかなぁ(汗)。
ポルノグラフィティの「アゲハ蝶」、とか書いておけばいいものをねぇ。いや、イメージと違うかもしれませんけど本当にお気に入りの曲のひとつなんですって。携帯にも入ってるんですって。信じて下さいよ!

とまあそんな感じで今日は絶好調だったんですが、おかげでもうヘロヘロです。
ではでは、おやすみなさいませ。
昨日アップしてみた新作、やっぱりブログだと読みづらいですねぇ。原稿用紙でせいぜい10枚程度なんですが。
紙に書いちゃうと、60枚なんて全然大した量じゃないんですけれども、電子媒体にすると一気に読むのが面倒になりますね。
行間をもう少し空けると読みやすいのかなぁ。

明日は厚別。
気分転換にさっくり行って来ますかね。
「ただいま、秋葉原からお伝えしております。救急車が一台、また一台と現場に駆けつけ、負傷者を搬送していきます。今日は歩行者天国が行われており、たくさんの人がひしめいていて、立ち入り禁止のテープに沿って、人だかりができています……」
 テレビは秋葉原の混乱した様子を伝えていた。男が通行人を複数刺したらしい。心肺停止の人が何人かいる。男はすでに取り押さえられた。暴力団の組員だと名乗っている。様々な情報が錯綜して、現場のリポーターばかりか、スタジオのアナウンサーまでもがやや興奮気味に事件の情報を繰り返し伝えていた。テレビカメラも半狂乱になって事件現場を撮影しているように見えた。スタジオと現場とVTRが代わる代わる映し出される様子は、回り灯籠が描き出す、延々と続く光の文様のようだった。
 淳(あつし)は直感的に、しまった、先を越された、と思った。
 別に、淳が何か具体的な計画をしていたというわけではない。ただ、何とかして社会から圧迫された人間の今の窮状を訴えなくては、それがたとえ平和的な手段でなくても、と漠然と考えていたのだった。
 もちろん、まだ事件の詳細や犯人の人物像については何もわかっていなかった。しかし、過去の似たような事件から類推して、これは自分と似た境遇の人物が起こした事件だろうと思ったのである。
 淳は思わずテレビ画面に見入った。VTRが何度も流され、レポーターが同じようなことを何度も何度も繰り返し話している。淳はまるで自分がその場にいるかのような興奮を覚えた。それは言葉にはならなかったが、憂うつで退屈で無目的な日常を過ごしていた彼に強烈なインパクトを与えたことは間違いなかった。食い入るようにテレビを見つめ、どんな些細なことも聞き漏らすまいと、全身の神経を尖らせた。
「まったく、やあねえ、こんな事件ばっかり起こって」
 ため息とともに、一緒にテレビを見ていた彼の母親が脳天気な声を出した。
 淳は没頭していた自分の世界から現実に無理矢理引き戻されたような感じがして、腹が立った。
 こいつは母親のくせに俺のことを何も理解していない。小さい頃からずっとそうだ。自分が働いていて職場でストレスがたまっているからといって、散々俺に八つ当たりしやがって。毎晩、「この役立たず!」「お前なんかうちの子じゃない!」と絶叫していたのは、今なら絶対に「精神的虐待」に当たるところだ。あの時のことは一生忘れないぞ。いつか必ず復讐してやるんだ。
 そこまで考えると、突然、今まさにそれらの言葉をぶつけられたかのような、打ちのめされた感覚を覚えた。それは次第に怒りへと変わっていった。
「ちくしょう」
 そうつぶやいた次の瞬間、当時感じた屈辱や恐怖がさらにはっきりとよみがえってきた。くすぶっている火に空気が送り込まれて燃えあがるように、怒りの炎の勢いがうわっと強まった。
 こいつ、ぶっ殺してやろうか。いや、それじゃああまりに大したことがなさ過ぎる。目の前で起こっている事件に比べて、母親を殺しました、なんて、家庭内のゴタゴタだと思われて終わりだ。くだらない。どうせやるならこの事件のように、いや、それ以上に社会を震撼させるような事件を起こしてやる。それが、こいつに対する復讐にもなるんだ。
 そう考えて、また、一人気分が高揚していくのを楽しんでいた。

 淳は二十八歳。定職には就いていない。フリーターというやつだ。日雇いで、イベント会場の設営や会場整理などに派遣される、日雇い派遣労働者。
 淳の世代は大学卒業の時、ちょうど超氷河期といわれる就職難の時代だった。淳も、自分のやりたいことが明確でないままに何社も面接を受けたが、おそらくそれが面接官にはすべてお見通しだったのだろう、ことごとく不採用となった。結局職が見つからないまま卒業してしまった。
 卒業後は、一応大学卒なので、学習塾で講師をしてみたが、大学のサークルの延長のようなノリの雰囲気になじめなかった。実際講師のほとんどは大学生で、しかもすでにその中でグループというか、派閥のようなものが形成されていて、その中に入っていくのは困難だった。コンビニのバイトでは、サービス業なのに、笑顔の少なさに驚いた。店長もそうだが、淳の教育係だった、店の中である程度の地位にあるらしいベテランのクルーも、客に対しても他のクルーに対しても笑顔を見せなかった。淳は一生懸命笑顔で店の雰囲気を明るくしようと努めたが、そうすればするほど一人浮いている感じになって、長続きしなかった。
 要するに職場で人間関係がうまく築けなかったのだが、淳本人の能力が欠如しているというよりは、周囲の人間に、新しく入った人も気持ちよく働けるように配慮するという姿勢が欠けていた、というのが淳の分析だった。その職場を離れたあとも、仲良しグループで固まる大学生講師や、笑顔を見せないコンビニのクルーを思い出しては、憤りを覚えることさえあった。だが、その時には決まって、それは自分の甘えで、社会なんてだいたいそんなもんだ、そういう社会に順応できない自分が悪いのだ、詰まるところやはり自分の能力が足りないのだ、と自分を責め、恥に思う気持ちもセットになってわいてきた。しかも悪いことに、大抵の場合、自責や恥の気持ちの方がより強かった。
 そういうわけで、結局、人間関係も基本的にはその日限りの日雇い派遣に落ち着いたのだった。

 その日の夜には、どうやら秋葉原の犯人は暴力団組員などではなく、日雇い派遣で職を転々としてきた男で、最近職場で小さなトラブルがあったらしいとか、リストラされそうだったとかいった情報が入ってきた。相手は誰でも良かったと話している、ともニュースは伝えていた。インターネット上の掲示板にもいろいろ書き込みをしていたらしいということも徐々にわかってきた。
 ああ、やっぱりそうか、と思った。仲間がいたのだという安心感と、先にどでかいことをやられてしまったという、ライバルに敗れた時のような屈辱とがないまぜになった気持ちで、再びニュースを見入った。
 母親が、
「日雇い派遣じゃ、あんたと同じねぇ」
 と素直な感想とも嫌みともつかない言葉を発した。淳は、その言葉の裏に悪意を感じてムッとしたが、昼間と同じく、こいつにいちいち殺意を覚えていたら身が持たない、と思って、何も答えなかった。
 テレビは一時の狂乱状態は収まって多少冷静さを取り戻したものの、繰り返し事件当時のVTRや、犯人像についての報道を流していた。これが初めてではない。似たような「キレる」若者による殺人事件が起きるたびに、何度も見た光景だった。
昨年の夏に書いて、群像新人文学賞に応募し見事落選した作品を公開したいと思います。

中央大学教授殺害の犯人が捕まりましたね。
その犯人、現在28歳、2004年大学卒だそうです。
つまり、僕と同じ世代で、今回書いた作品の主人公とも同世代です。
そして、僕の書いた作品でも、主人公は些細なことから暴走します。
中大教授殺害の犯人がどんな気持ちで犯行に及んだかはわかりませんが、僕と同じような年齢の人が、僕が頭の中で考えていたようなことを本当に実行してしまった、ということらしい。
今、この作品を公開することで、何かを投げかけられるかもしれない。
そんな気持ちで、公開します。

本当は、もっとしっかり推敲して加筆修正すればもっといい作品になるんじゃないか、と思います。が、いつ加筆できるかもわからないので、このままお蔵入りするよりは、たくさんの人に読んでもらいたい、と思います。
ブログから書籍化されたものもありますしね。万が一書籍化されたら、その時に加筆修正でもいいし。この作品を本にしたいという奇特な編集者様がいらっしゃいましたら遠慮なくおっしゃって下さい!(笑)

冗談はさておき、6回シリーズ、不定期更新でお届けします。
カテゴリーに「一人、火の玉」を追加しましたので、そちらを選んでいただくと、新しい順に上から並びます。下の記事から読んでいって下さい。

なお、この作品はのちほど(気が向いたら)ホームページにも掲載いたします。

感想など、各話コメント欄、メール、掲示板などなんでも結構ですのでお寄せいただければ嬉しいです!

それでは、どうぞ!

一人、火の玉(1)
職が見つかりそうな感じです。
先日、北大生協に貼られていた塾講師の求人に電話してみました。

すると、
「ちょうど国語の先生がいなかったんですよ。理系の先生が多いんですが、特に古文が難しいと。是非一度来て、授業をやってみて下さい。それで生徒にアンケートを採って、評価が良ければ採用となります」
だって!!
そして、その授業の日ってのが今日です!

一応、僕の略歴を簡単に話したら、
「実務経験がるんだ~。じゃあ即戦力ですね。期待してます!」
とまで言われてしまった!
やばい、これは変な授業できない……。

しかし、教材は今日塾に行ってから渡されるってことで、教材研究&授業準備できそうなのは1時間程度。授業時間は1時間半!
きっついなぁ~。
教材がないから、今はまだできることは何もない。せいぜい自己紹介のスピーチでも考えておくくらいで。
自己紹介は5分ほどのを考えました。
あとは、教材次第だけど……、まずはひととおり自分の力で問題を解かせる。その際にわからないところに印をつけさせる。次に僕が解説をし、その上で改めて問題を解かせ、答え合わせ。まだわからないところがあったら質問を受ける。みたいな流れかな。
それでもまだ時間が余ったら、プライベート質問タイムかな?

いやー、今からgkbrです。
○コンサドーレ札幌 3-2 栃木SC×
得点者:宮澤、上原、クライトン

前のホームゲーム愛媛戦、3-0から2点失っての薄氷を踏むような勝利。
多くのサポーターが肝を冷やしたことと思います。

が、同じ3-2のスコアでも、逆転しての勝利だとこうも気持ちが違うものかと。
サッカーって本当に最後の最後までわからないスポーツですねぇ。ロスタイム3分で3失点したJリーグチームもありましたし。
しかし、最後の15分で失点することはあっても、得点して、しかも逆転勝利してしまうなんて、なんとも「らしくない」勝ち方。
最後は相手コーナー付近でキープなんていう、高等手段を使ってましたよ。すげぇ。

それはそうと、昨日はこどもの日ってことで、開場前に札幌ドーム敷地内に屋台が出たり、いろいろイベントがありました。
中でも、コンサドールズがそのイベント会場に出て、写真撮影に応じてくれたりしていたんですよー。ばっちり撮ってもらっちゃいました!
ありがとうございます!>コンサドールズの皆様

さらに、50分前のダンスのレクチャーもあって、しっかり覚えてきました!
いやぁ、楽しかったです!
さっそく昨日の50分前のダンスでしっかり踊りました。
勝利のラインダンスのあとの挨拶でもスケッチブックを出してアピールできたし、いい一日でした!


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プロフィール
HN:
大澤唱二/元多摩
年齢:
37
HP:
性別:
男性
誕生日:
1980/06/25
職業:
NEET
自己紹介:

創作歴
・中学生の頃、国語の先生に書いた小説をほめられて気を良くし、執筆を始める。
・高校では図書館に入り浸り、多くの仲間と出会う。
・ひとつ上の代の防人因果氏に続き、書いた小説を小冊子にまとめて図書館に置くという活動を行う。
・ものの弾みで「全国高校生創作コンクール」優秀賞を受賞してしまう。
・大学でもちょろちょろ書くが鳴かず飛ばず。
・2008年になって創作を再開、日本文学館の小さな賞の月間優秀賞をもらうがその後は連絡が来ず。まあ来なくていいけど。自費出版するお金なんてないから。
・群像新人文学賞に応募中。発表は2009年5月。

赤黒歴
・2001年の最終戦、セレッソ大阪戦@札幌ドームが初観戦。
・その後年々観戦回数が増え、2006年に最大に。アウェイも結構出没する。
・2007年は東京に移住したため若干減少。2008年はチームの成績が振るわなかったためさらに減少。
・OSC「蹴遊旅人」に所属しています。

ドールズ歴
・コンサドールズとは、コンサドーレ札幌専属のダンスドリルチームである。札幌のホームゲームで登場して華麗なダンスを披露。観客を魅了し、試合開始50分前のダンスでは、「アウェイドールズ」と呼ばれる、コンサドールズと一緒に踊る一団がアウェイ側B自由席(一番安い席)に登場、札幌ホームゲームの名物となっている。
・コンサドーレがJ2最下位に低迷した2004年、アウェイドールズの存在に気がつき、一度参加してみたのが運の尽き。
・その後はホームゲームごとにアウェイドールズに参加。そのうちに、ホームゲームに通う主な目的はドールズになったとかならなかったとか。
・札幌を離れてここ2年はすっかり寂しくなりました……。
・それでも札幌でホームゲームを観戦する時は必ずアウェイドールズに参加しています!それが札幌に行く目的ですから!
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